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おだやかな朝の一枚

ミシシッピよく晴れた日の朝、ここミネソタでは、もう既に肌寒い。日本にいた頃は、まだまだ残暑厳しい8月末だというのに…。ひんやりたとした朝の空気は、日本での経験に照らし合わせると、高原で迎える朝のよう。とっても気持ちがいい。いつものニュースをみながら、朝食をとる。そして、いつもの陽気なキャスターの天気予報を聞いて、会社に行く交通手段を決める。彼の口から"Gorgeous day!!(素晴らしい日)"と聞こえたら、答えは1つ。今日は自転車で行こう!カタカナ英語でゴージャスだと、「ケバケバしい」や「派手」などのニュアンスがあるけど、英語では、本当に最高の褒め言葉として使うようだ。彼の言葉どおり、こんな一枚を撮影できた。ミシシッピの川面はまるで鏡のように穏やかで、目覚める前の街を映し出していた。

右手橋の上辺りに見えるのが、ミネソタ大学ミネアポリスキャンパス。左奥に見えるのは、ミネアポリスのダウンタウンのビル群。会社はそれのさらに向こう側。こうしてみると結構遠いなぁ。。。フランクリン・アベニューよりパシャリ。

TORITORI

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初任給

1ドル紙幣観光で外国に滞在しているのと、それ以外との違いは何だろう?留学や海外赴任、出張など、それぞれに観光との違いがあるだろう。また、人それぞれにその定義があると思う。今の自分にとっては、給料をもらったかどうか…。そして、このたびアメリカで給料を手にする事が出来た。これでやっと「アメリカで生活していた」と後になって言える気がする。

ところで、サラリーマンの場合、日本では、月給が一般的だと認識していた。その感覚でいたら、ミネソタでは、半月に1回が一般的らしい。「月給の会社なんてあやしいねぇ。ほんとうに給料がもらえるのかなぁ…。」とミネソタ人に茶化されたぐらい。そんなわけで、働きながらも果たして給料がもらえるかと心配の日々…。そして、ちゃんと給料がもらえてほっとした。騙されてなかったとしても、事務処理がめちゃくちゃいいかげんな国ですから…。

TORITORI

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虹の架け橋

Rainbowさぁ、そろそろ仕事を切り上げ、帰ろうかと思ったところ、瞬く間に空は真っ黒になり、バケツをひっくり返したような雨。いや、風呂桶?いやいや、プールをひっくり返したような激しい雨。オフィスのすぐ横の道を走る車も見えないほどの雨。
日本での天候の感覚が通用するかどうかわからないが、夕立だからすぐ止むだろうと、ちょっと雨が弱って視界が開けたところで、家路に着いた。しばらくすると、西の空がぱぁっと明るくなり、今までの雨がウソのように止んだ。その帰りに撮った写真がこれ。パーフェクトな虹!一方の地平から立ち上って、他方の地平に辿り着くまでつながってくっきりと見えた。空が広いミネソタならでは。でも、車だったので、思い通りの構図で撮れなかったのが悔やまれます。水溜りと車中でも感動したのは、このルート上で見た森から立ち上るように見えて、森に沈みこんでいく180度の虹。やはり、自然の造形物とのコラボレーションが一番キレイなのかも…。残念ながら、それも写真には収められませんでした。


実は、あちこちで道路は冠水しており、迂回を余儀なくされたり、水の抵抗を感じるほどの水溜りを車で走ったり。日本でも経験も含めて、初めての経験だった。日本でもそうなったらどうしていいか難しいのに、異国の地では、かなり不安だった。一部では、竜巻の被害も出ていたようで、かなり危険だったようだ。

TORITORI

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日本食万歳

Sushiアメリカに来て1年で、体重は1kg増。まぁ誤差の範囲でしょう。イギリスでは1年で5kg太ったので、その時と比べたら雲泥の差です。この差は、面倒でも家で日本食を作るようにしているからだと思います。イギリスのときは、一人だったし忙しかったしキッチンが共同だったので、料理の意欲が湧かなかったんですよね。アップルパイやベイクドポテトが主食になりかねなかったあの頃より、今は忙しくとも健康的な食事ができています。(写真は関係ありません) Sakiko

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魂の宿る木

魂の宿る木アパートの裏のガレージに1本背の高い木がある。とても生命力を感じる。駐車場のそばにあるので、車を使うときには、いつも目にはいる。そして車で出かけるときや、帰ってきたときには、何か語りかけてくれているようにも見える。ミネソタの透き通るような青い空にそびえ、サワサワと葉を揺らし、いつも楽しそうだ。まるで、陽の光と戯れているかのように…

TORITORI

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自転車通勤

Midtown Trail自転車通勤にチャレンジしてみた。自宅からオフィスまで約17km。その半分以上をサイクリングロードを使って行ける。写真の道は、かつて線路だったところ。一般道の下を通っている谷間の道なので、信号が無くとても走りやすい。ほとんどノンストップでいけるので、車よりも早く着ける。

Lake Calhoun夕方は、就業時間が終わっても、まだ、充分明るい。ミネソタの夏は日が長いからだ。写真は、会社のそばにある湖。自転車通勤だと、こんな感じでちょっと寄り道できるのがいい。ここには、ヨットハーバーがある。また、カヌーなども出来るらしい。仕事帰りにいいかも。う~ん。いつかやってみたい。

TORITORI

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孟母三遷

Magrath_library私が勉強するのに必要な環境。

1、静かである。
2、腰を痛めない椅子(座椅子にちゃぶ台も可)がある。適切な高さと肘掛けは必須。
3、明るい。欧米は往々にして照明が暗い。
4、窓から外が見える。
5、数種類の書類を広げるだけの広さがある。
6、汚れていない。
7、適度な空調(寒すぎず、暑すぎず)。
8、気を散らすものが少しだけある(ありすぎても、全く無くてもダメ)。
9、ストレッチできるスペース(トイレも可)が近くにある。
10、こっそり食事しても咎められない。

なかなかこの十か条を満たす場所はないんですよね。。。
温泉旅館にでも泊り込みたい気分です。Sakiko

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突然の雨で…

自転車キャリア曇り空の日曜日の朝、軽くサイクリングに出かけた。ところが、突然の雷雨。雨だけなら、問題ないのだが、雷はちょっと心配。そこで、バスで帰ることに。ミネソタでは、バスの前に自転車のキャリアが付いている(写真)。はじめて使ってみたので、記念にパシャリ。

TORITORI

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コネ社会

ネットワークさて、労働許可もおりた。この国で働くために、次に必要なものはなんだろう?実は、超優秀な人であれば、ビザや労働許可の問題もないのである。例の青色発光ダイオードの発明者が、米国で働けるのもそのためだ。でも、自分は、凡人である。

次に必要だったものの中で、最も悩ましかったものの一つが「コネ」である。つまり「コネが無ければ、就職できない」という訳だ。特に、こちらで会うほとんどの日本人からは、この国で仕事を得るためには「コネ」が大事ですよと言われた。コネが無ければ、話も聞いてもらえない、会ってももらえないのだ。面接どころではない…。

コネを広辞苑で引いてみると「親しい人間関係。特に、便宜をはかって貰うために利用する縁故。」とある。「コネ」はあまり好きな言葉ではなかった。地元の人の中にもその大切さを言う人が多少いるが、彼らはそれをコネとは言わず「ネットワーク(network)」と表現する。日本人の自分には言葉が少し浄化されて聞こえる。

さて、その「ネットワーク」づくりのノウハウ本を見ると、親類親戚からはじまり、大学の先輩や恩師が、ネットワークを広げるための突破口となっている。親類親戚はすべて日本在住で、この国に留学もホームステイも経験したことが無い自分には、、この地にそんなネットワークは何一つ無い。そうなると、一番太いネットワークは、日本人という事になる。この地に自分より長く住んでいる日本人を頼ることになるのだ。とはいえ、自分のことをよく知ってくれているわけではない。初対面の人ばかりだ。信頼関係を築くにはやはり時間がかかる。それでも、米国人との間に作るよりははるかに短くて済むだろうことは、容易に想像できる。

ところで、アメリカ合衆国って、実力社会じゃなかったの?コネなんかで人に頼らなくたって…実力があれば…「いやいや、実力のある人は、当然いい『ネットワーク』を持っているんですよ。」って事なのかなぁ…。

雇用主の立場からすると、この国の労働市場は、日本のそれと比べるとばらつきが大きい。手っ取り早く、質のいい労働者を探し出すためには、信頼のおける人からの紹介が一番!という事のようだ。

TORITORI

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働けるありがたみ

「あなたの申請は承認されました。」と書いてある。日本人がパスポートだけ持ってアメリカに来て「さぁ、働こう!」と思っても、働けない。ビザや許可が必要なのだ。また、許可の申請が出来るかどうかはビザによって変わってくる。

SAKIKOの持っているJビザ(J-1)の場合、その配偶者(J-2)は申請することによって、働くことが出来るようになる。I-765がその申請用紙。それから申請料$180。Money Order(送金為替)を申請書と一緒に郵送すればよい。このMoney Orderだと手数料がかかる上、クレジットカードで購入できないのが難点。さらに、

  • J1、J2のDS-2019のコピー
  • J1、J2のI-94のコピー
  • 2回目の申請からは、その時有効な労働許可書(EAD カード)のコピー
  • 写真2枚
  • 念のため、パスポートと他の写真付きIDのコピーも

を揃えて送る必要がある。そして、最後に重要なのは、申請する理由である。「生活費のため」では、労働許可してもらえないのだ。TORITORIは、「専門技術の維持のため」と申請している。本来J1の人には、暮らすのに十分なお金があるからビザが下りているはずなので、その配偶者であるJ2が生活のために働く必要はないはずだという理屈のようだ。上記書類とともに、その申請理由を書いた手紙を同封する。

最近、インターネットでも申請できるようになり(去年から出来たかもしれないが、気づかなかった)、その場合、クレジットカードで申請料が払える。Money Orderを使うより手数料がかからない分お得だ。また、今年から指紋と顔写真を撮られることになったらしく、指定された時間に指定された場所に行かなければならなくなった。本当に面倒である。

労働許可証には有効期限がある。最長でJ1のDS-2019の有効期限らしい。この期限を決めるのもあくまで当局。期限が切れそうになったら、また先述の高い申請料金を払って許可を申請しなければならない。有効なDS-2019が無い場合は、その延長をまずやらなければならないなど、本当にややこしい。

日本では、当たり前だった働ける権利、実は憲法第27条で保障されているからなんだなと、その大切さを再認識した。こういうもののありがたみって、なくなってみないとわからないものなんだなぁ。学校で教わったときはまったく実感わかなかったよなぁ。

さて、これと同じようにやっても、許可がおりるかどうかは当局の判断次第。また、毎回微妙に制度がかわるので、都度、最新情報を確認するようにしてくださいね。この記事はあくまで、参考情報ということで。

TORITORI

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三十の手習い

Inline_skatingこの夏、インラインスケートを始めました。颯爽と滑る人を目にするたびにやってみたいなぁと思っていたので。皆子供の頃にマスターするのに今頃始めるなんて、大人になってから自転車に乗る練習をするような気恥ずかしさが無くも無いのですが、やりたい気持ちに年齢は関係ないってことで。今のところ、歩くより遅いし疲れるし、知らない人に「頑張って」と声をかけられてしまうくらいの超初心者なのですが、そのうち楽しめる程度に上達する、、、ことを願います(一緒に始めたTORITORIは、さっさと上手になってしまいました)。Sakiko

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小さな音で大きく変わる

I bought you a house."I bought you a house."と"I bought your house."前者は、「あなたに家を買ってあげた。」後者は、「あなたの家を買った。」意味がぜんぜん違う。文字で読めば、その違いは明瞭だが、音で聞くと、TORITORIにはその差がさっぱりわからない。もちろん、文脈や文法で判断できるときはあるのだが…。あるミネソタ人曰く「貴方達には、Rの音が難しいからでしょう。」なるほどね、一理あるかも。"you a"も"your"もカタカナにすると「ユーア」「ユア」、ラ行の音なんてどこにも無い。難しいわけだよね。

では、日本人の耳はそんなに悪いのか?というとそうでもない。「キャンディを友達と先生に配った。」と「キャンディを友達と先生に配った。」両者の意味の違いは、日本語を母国語とする人なら、明白だろう。(前者には意味的にあいまいな部分がある。)しかし、日本語を習っているミネソタ人曰く「そんな小さな音わからないよ。だから、気にしない。」と。え~っ、気にしてくれよぉ。

TORITORI

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環境後進国アメリカ

Stpaul_campus気温が38度を超えた日に来たメール。電力消費がピークを迎えるため節電のお願いなのですが、、、「必要ない電気を消すだけで節電できます。出来る範囲で、快適さや安全性を妥協することなく、電力需要を引き下げていただけるとありがたいのですが。。。」という謙虚な内容。というか、必要ない電気を消すなんて当たり前だろ!冷房の温度は上げないのかい!建物の中は寒すぎる!そもそも環境よりも快適さが大事なのか、このご時世に!突っ込みどころ満載です。京都議定書に署名しなかった国ですものね。Sakiko

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ありがたくもあり、おそろしくもあり

五月晴れ渡米してから、TORITORIはずっと米国で就職活動をしていた。そして、9ヶ月目にしてようやく就職できた。明日がその初日である。ある意味で日本でのキャリアを捨てることだったが、妻Sakikoの留学に着いて行く決心をした。IT業界なら、日米でさほど違いは無いから、すぐに職は見つかるだろうという甘い考えもあったことも確かだ。実際には、日本での就職活動とは比べ物にならないほどの大変さに、今は働ける事のありがたさをしっかりと噛締めている。

そんな想定外だらけの就職活動で、最もありがたかったのは、やはり妻Sakikoの存在である。新月の日にお願い事をすると、次の新月までに願い事が叶うという言い伝えがあるらしい。妻はそれを信じ、就職活動に苦悩する私に見かねて、ある新月の日にお願いしてくれたらしいのだ。そして、次の新月の前日、見事内定となったのだ。「納期ぎりぎり」という所で…。これは、1つの不思議なエピソードに過ぎない。実際、いろいろと迷惑をかけたし、相談にも乗ってもらった。Sakikoは、それに付き合ってくれた。

一方、ある人から「日本人が米国で職を得るまでは大変だが、得た後は、その働きぶりに重宝される」と聞いた。それを聞いて、SakikoがTORITORIに一言、「それは、一般論。あなたに当てはまるかしら」と。良くご存知で…。彼女は、世界中で誰よりも自分のことをよく知っている…。妻とは、本当に恐ろしい存在である。でもそれは、裏返すととてもありがたい存在という事でもある。本当に、ありがとう。

TORITORI

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