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コネ社会

ネットワークさて、労働許可もおりた。この国で働くために、次に必要なものはなんだろう?実は、超優秀な人であれば、ビザや労働許可の問題もないのである。例の青色発光ダイオードの発明者が、米国で働けるのもそのためだ。でも、自分は、凡人である。

次に必要だったものの中で、最も悩ましかったものの一つが「コネ」である。つまり「コネが無ければ、就職できない」という訳だ。特に、こちらで会うほとんどの日本人からは、この国で仕事を得るためには「コネ」が大事ですよと言われた。コネが無ければ、話も聞いてもらえない、会ってももらえないのだ。面接どころではない…。

コネを広辞苑で引いてみると「親しい人間関係。特に、便宜をはかって貰うために利用する縁故。」とある。「コネ」はあまり好きな言葉ではなかった。地元の人の中にもその大切さを言う人が多少いるが、彼らはそれをコネとは言わず「ネットワーク(network)」と表現する。日本人の自分には言葉が少し浄化されて聞こえる。

さて、その「ネットワーク」づくりのノウハウ本を見ると、親類親戚からはじまり、大学の先輩や恩師が、ネットワークを広げるための突破口となっている。親類親戚はすべて日本在住で、この国に留学もホームステイも経験したことが無い自分には、、この地にそんなネットワークは何一つ無い。そうなると、一番太いネットワークは、日本人という事になる。この地に自分より長く住んでいる日本人を頼ることになるのだ。とはいえ、自分のことをよく知ってくれているわけではない。初対面の人ばかりだ。信頼関係を築くにはやはり時間がかかる。それでも、米国人との間に作るよりははるかに短くて済むだろうことは、容易に想像できる。

ところで、アメリカ合衆国って、実力社会じゃなかったの?コネなんかで人に頼らなくたって…実力があれば…「いやいや、実力のある人は、当然いい『ネットワーク』を持っているんですよ。」って事なのかなぁ…。

雇用主の立場からすると、この国の労働市場は、日本のそれと比べるとばらつきが大きい。手っ取り早く、質のいい労働者を探し出すためには、信頼のおける人からの紹介が一番!という事のようだ。

TORITORI

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コメント

確かにアメリカってコネ社会、というかネットワーク及びその構築力を重視する社会ですよね。大学の就職課の説明でもいつも「ネットワーキングが大切!!」と言われておりました。
文系の社会ではネットワーキングが実際のビジネスでモノを言うことが多く、ネットワーキング力も実力のひとつだとアメリカでは看做されることが多いように思います。

投稿: hidepon | 2006/08/16 15:40

コメントありがとうございます。いやー、身をもって、それを感じているところです。確かに、ネットワーキング力は実力の一つですが、就職の際には、それが全てのように思える社会も考えものです。

投稿: TORITORI | 2006/08/17 09:42

はじめまして。
今日、人脈について日記書きました。
米国生活16年目になりますが、この国で生きていく上で一番重要なことは、ネットワーキングであるとつくづく思うようになりました。誰を知っているか、どんな人達と付き合うかで随分変わってきますよね。

投稿: アラモ | 2009/01/08 12:19

コメントありがとうございます。どこの国でも、重要だとは思うのですが、この国では、その重要度が違いますね。素敵なネットワークを構築できていらっしゃるようですね。今後ともよろしくお願いします。

投稿: TORITORI | 2009/01/08 15:11

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