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クスコの魔物

夏休みを利用して、ミネソタからペルーへ旅行する事にした。目玉は、なんと言ってもマチュピチュとナスカ地上絵。したがって、ペルー南部を巡ることになる。

幸いにもミネソタが夏時間を採用しているため、夏季の間は時差0である。日本からペルーへ行くのと比べると、これはかなり楽である。送迎を頼んでいたタクシー会社の都合で、通常料金なのにリムジンで空港まで行く事に、これは幸先のよい出発!それとも、ここで運を無駄に消費したか…。

夕方にミネソタを出て、アトランタ経由で、ペルー入りの予定である。真夜中の12時過ぎに出発した機内で午前1時ごろに「朝食です!」といきなり機内サービスがはじまった。朝5時ごろペルーの首都リマに到着する飛行機ではあるが、食事は到着前にしてくれるなりの配慮が欲しかった。午前1の朝食はあんまりだぁ。

冬(南半球なので四季が逆)のリマは曇りが多いと聞いていたが、その通りだった。ここでTORITORI、早くも頭痛に見舞われる。高山病にはまだ早い。リマは海に面した都市なのだ。日頃の疲れか…?

リマの空港でも高山病の薬は買える様だった。高地へ入る2時間前に服用すると、高山病を予防できる効果が期待できるそうだ。でも、薬が高かったので、ここでの購入はやめた。すでに、頭痛を抱えたまま、最初の宿泊地クスコへ向かう事にした。そう、クスコの標高は約3400m。時差がない分楽とは言え、頭痛を抱えたままでは、不安が募る。

緊迫する機内そこに、火に油を注ぐような出来事が。クスコへ滑走を始めた飛行機だが、なかなか加速せず、いつまでも陸上を走っている。飛ぶ気配がない。しばらくすると、客を乗せたままのこの飛行機は、整備場の前に止まった。機内に何の案内もない。不安が募る。整備士が数人あわただしく入ってきて、後方の座席付近でなにやら作業を始めた。無線でなにやらやり取りをしているが、スペイン語のためさっぱりわからない。機内アナウンスもない。整備士の顔は「ただ事ではない」という表情をしている(写真)。

結局、何が起こったのかわからないまま、この飛行機1時間遅れで出発した。1時間で済んだのはましなほうかもしれない。

クスコ標高3400mの赤茶の街、クスコに無事到着した。これだけの標高なのに、さら高い山々に囲まれた盆地である。ホテルに着いて旅行会社から、今後の予定を確認している最中、TORITORIは頭痛と吐き気が最高潮に達した。平静を装っていたが、ガイドにはばれていたかもしれない。深呼吸をすれば、症状が軽くなると言うが、ちょっと油断すると、すぐに息苦しくなる。これに時差ぼけが加わっていたら、どれほど苦しくなったのか想像もつかない。

さて、説明が終わり、ホテルの部屋に入った。TORITORIは、午後のツアーに備え、ゆっくりとする事にした。でも、昼寝は高山病には良くないらしい。ツアー前にブラッとしたいと言うSakikoに薬を買ってきてくれるよう頼み(バラでもボックスでも買えるらしい)、部屋で、ひたすら深呼吸をして、コカ茶を飲み、クスコの魔物(高山病)と闘いながら、彼女の帰りを待つことにした。

TORITORI

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